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定休日:火曜日(祝日・振替休日の場合でも休みます。)
ほか不定休(おもに月曜または水曜)。
住所
530-0015
大阪市北区中崎西4−1−7 グリーンシティ 205号
ホームページ   http://waterb.jp
e-mail  yo_kai_yf6@me.com

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water bear

Author:water bear
大阪市北区中崎西(中崎町)にあるギャラリーです。お世話になった現代美術への恩返しとして若い現代アート作家を応援します。ウォーター・ベアは、環境ストレスへの驚異の耐性を持つくまむしさんのことです。
また、まちライブラリーとして図録数百冊を自由に見ることができます。
お申込みは、アドレス:yo_kai_yf6@me.com へお願いします。
URL : http://waterb.jp


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秋の終わりの三色彩道そして白葉(?)

11月さいごの日、今日もいい天気になりました。
見頃をむかえている三色彩道には、たくさんの人が来ています。

20141130三色彩道1

車を止めたり、徐行しながらながめたり、車道に出て写真を撮ったりと、
楽しみ方は自由ですが、先日は車道に三脚を据えていた老人がいてびっくりしました。

20141130三色彩道2

いっそ、シーズンの2、3週間、土日だけでも、車両通行禁止にしてはどうでしょうか。
駅からも近いので、歩いて来て、千里北公園でお弁当というのもいいかもしれません。
逆に南方面へ歩くと、万博記念公園の西口へ回ることもでき、紅葉の大縦走も可能です。

20141130三色彩道3

今朝新聞で読んだ、福岡伸一のコラム(芸術と科学のあいだ)が、中銀カプセルタワーやメタボリズムに言及していたからというわけではないですが、落葉の集まっているのを見て生命の動的平衡などということに思いをはせました。

20141130三色彩道4

上の写真は、べつに東松照明を意識したわけではありません。

さいごに、数日前、大山崎山荘へ行く途中で見かけた木。
近づくと、白いのはモクレンの花びらのような葉っぱでした。
じゃあ、これは紅葉ではなく、白葉というんでしょうか。

20141128大山崎山荘への途中
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津軽百年食堂で津軽そばを食べたい

津軽そば に興味をもったのは、
ツイッターで青森県の情報を発信しているサイトをフォローしたのがきっかけでした。

https://twitter.com/aomoriken_2/status/535553423345590272/photo/1

「箸で持ち上げると切れてしまうほどやわらかい」って、どんなそばなんだろう。
でも何か、うどんでもあったような気がする、、、伊勢うどんか。

どちらも食べたことはないですが、
「通」と称する人が垂れるうんちくとやらの逆をいくのが面白くて痛快です。

それと、もう一つ、津軽と伊勢でひっかかるものが、あったような。
黒田龍二「中世社寺信仰の場」によると、
人が亡くなった時、生前の服を寺院に納めて掛けておく、という風習が青森と三重にあるそうです。

食べ物や冠婚葬祭の習俗はまだまだ地方独自のものがあります。
でも、ちょっとしたことがもとになって、地域の風習に付け加えられることもあるようです。

伊勢神宮の御師は昔から全国を回っていたし、
伊勢商人も江戸時代には、全国に進出していたようです。
あるいは、津軽の三味線ひきが・・・
交流はあったのかもしれない。

そんなことを考えつつ、検索していると、
弘前に津軽そばの有名な店があり、
映画のロケにも使われたそうです。
大森一樹監督「津軽百年食堂」。
以前見たような気がします。
ほとんど忘れていたけど、だんだん思い出しました。

で、味の方は、、、
これは全く分かれます。
おいしいという人もいれば、はっきりと否定する人もいます。

そういえば、映画でも店主に文句をいう客がいて、
旧友がそれを抑えるというシーンがありました。
ストーリーの上で重要な場面だったと記憶しています。

ただのクレーマーだと思っていましたが、
そういう食べ物だったのですね。

食べ物で結構、人がわかるということがあります。
日頃、革新的なことを言ってる人でも、
変わった食べものを受付けない人だと、
「革新的なこと」にたいして保守的な人だと思うようにしています。

めん以外にも、だしの取り方にもこだわりがあるようで、
東日本に多い甘辛いつゆではなく、
投稿を読む限りでは、むしろ関西風の薄味のように思えます。

だったら関西で受けるかも。
弘前まではなかなか行けそうもないので、
どこかに、津軽そばの店できないでしょうか。

さらに検索をすすめたら、
大阪から夜行バスで仙台へ行き、昼行のバスに乗り換えると、
昼すぎに弘前に着くことがわかりました。
料金も新幹線で東京へ行くより少し高いくらいです。

弘前行きが急に現実味をおびてきました。

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深まりゆく秋の三色彩道

よく晴れた暖かい朝になりました。
京都あたりの紅葉の名所では、ものすごい人出になっていることでしょう。
ここ三色彩道でも、手軽に紅葉を楽しもうという人が集まってきています。

20141123三色彩道4

いつもの定点観測地点にも、車がとまっていてちょっと困りましたが、すぐ動いてくれたのでなんとか撮影できました。

20141123三色彩道1

北側の木々はほぼ見頃を迎えています。

20141123三色彩道3

来週、再来週と次第に南側の木々も色づいていくでしょうが、その頃にはこちらの葉はだいぶ落ちていることでしょう。
個人的には、葉が半分以上落ちた並木道を、落葉を踏みながら歩くのが好きです。

20141123三色彩道2

佐井好子、そして胎児の夢

最近、妙に佐井好子のことが気になります。
発端は、10月に恵比寿のギャラリー LIBRAIRIE6/シス書店で開かれていた まりの・るうにい「月街星物園」展 へ行こうとしていた直前、ツイッターのタイムラインに佐井好子「漂流船」へのオマージュが流れて来た時です。
長い間、二人の描く絵に共通するものがあると思っていました。
かたや、稲垣足穂の世界。
もう一方は、夢野久作などの怪奇幻想文学。
イラストそのものも幻想的で、さらに、どちらもパステル画だと思っていました。(その後、佐井好子は水彩色鉛筆だったと知りました。)

201411166胎児の夢表

「月街星物園」展は小さいながら素晴らしい展覧会で、まりの・るうにい の世界を堪能しました。
1975年以来の個展だそうですが、
奇しくもその年は、佐井好子デビューアルバムが出た年でもあります。

でも、その頃は知らなかった。興味をもったのは、雑誌かレコード店の店頭かは忘れましたが、「胎児の夢」というタイトルにピンと来ました。
「ドグラマグラ」の世界!
「個体発生は系統発生を繰り返す」というヘッケルの反復説をもとに、胎児がその発生段階に応じた、進化の段階を夢に見ているとする、ストーリーの根幹になる概念です。
僕の学生時代には、反復説は、大陸移動説とともに、おもしろいけどちょっとねぇ・・・といった、とんでも学説のように習った記憶があります。
いったい、これをどう音楽で表現するのだろうか不思議でした。
そして、このジャケット。
タイトルとジャケットで買いました。

それともうひとつ、その頃僕は、関西のある大学の政治学科にいたのですが、
佐井好子も同志社の政治学科だと雑誌で読み、ちょっと親近感がありました。
ちなみに、僕のいた大学の政治学科には、女子はひとりもいませんでした。

聞いてみると、幻想的でシュールな歌詞とジャズ風のアレンジが、見事にマッチして、独特の不思議な世界へ入って行くことが出来ました。
深夜、ブランデーでも前において、ひとりで聞くような音楽ですが、
そういうことは意識せず朝から聞いていたように記憶しています。

次に発表した、「蝶のすむ部屋」では、また新しい展開を見せていたのですが、あっさり音楽をやめたようです。
このへんの、「あっさりさ」がクールで、じつにいいです。
なんていうか、音楽がすべてじゃないよ、芸術がすべてじゃないよ、感・・・とでもいいますか。
ランボーみたい。

今年、9月に35年ぶりのライブがあったそうなので、でも音楽もいいよ、って言ってくれてるようです。
こんなツイートを見つけました。
新しいファンも確実にいるようです。



この写真でみると、普通のおばさんといっては失礼ですが、きちんと生きてきた人に見え、安心しました。
これが、顔を塗りたくって、神秘のジプシー占いというイメージだったら失望するのですが。


僕も、持っていない最初の2枚のCDと代表作だと思う「胎児の夢」を数日前、アマゾンで買って、聞いています。

201411161佐井好子3枚

ミニマル・アンド・ポップを標榜しているので、あまり似合わないとは思いつつ、ギャラリーでも時々流しています。

六甲ミーツアート2014

18日の火曜日、六甲ミーツアートに行って来ました。
閉幕まであと一週間、かつ来週は予定が詰まっている、というギリギリの日程でした。

このイベント、毎年行ってますが、これまでは、山登りを兼ねて、登りは足で帰りはケーブルにしていました。
そして、2日に分けていましたが、今年は1日で回ります。
まず六甲枝垂れから。
いきなりこんな作品が、佐川好弘。
2個の正多面体風球状オブジェから吹きだしが。劣等感、もんもん などのネガティブなボールとドキドキ、輝け と言ったポジティブなボールがありました。

1佐川好弘

ガーデンテラスに戻り、ロープウェイ駅へ行くと、思わず座りこんで、こんにちは とあいさつしたくなるような、加藤泉作品。
ケーブル山上駅から、ここ山頂駅までを結んでいたロープウェイの使われなくなったゴンドラに、ちょこんと座っていました。

2加藤泉

カンツリーハウスに入ると、まず鴻池朋子のおなじみインタートラベラー。
でも、おなじみでない人には、ちょっと怖いかも。
僕がこの作家を知ったのは、松井冬子を知ったすぐ後だったので、ついつい傷や痛みと結びつけてしまいますが、むしろ自然との関係をもっと考えたほうがいいように思えてきました。

3鴻池朋子

芝生の丘では、空へ向かって行こうとするケーブルカー。中出武彦作品です。
宇宙エレベーターの話を聞いた時、銀河鉄道を思い出したの僕だけでしょうか。価値判断は別として、想像力の産物が現実化するのをみるのは楽しいです。

4中出武彦

広場には、幹が二つに分かれた松の間に太鼓橋を架けた小川泰輝の作品です。
分かれた二つの幹の間に橋を架けるんじゃなく、それとクロスするように、しかも接触しないで橋を架けるという発想が今風でドライでいいなとか考えながら渡っていると、しだいに揺れが激しくなってきて・・・

5小川泰輝

シーズン前のスキー場のレストランに、鉄パイプを組上げてベッドとテーブルセットなどを設置した作品。
一度こういう所で寝てみたいです。落ちても、一度に50センチ以上は落ちないように設計してあれば、そう大きなけがはせずにすむでしょう。
先ほどの橋もそうですが、構造的な作品というか、もっとベタに土木アートと言ってしまってもいいのですが、こういう作品は、もうそれだけでワクワクさせてくれるように思います。

6持田敦子

次は高山植物園です。
最初の温室に入ると甘い香りがただよってきます。
砂糖でできたピンクや白いバラの花、で飾られた「女の子の夢」が詰まった空間だったようです。
というのも会期末が近い今では、原形をとどめないほどに崩れてきています。
なんだか、仏教の九相図を思い出しました。
西山美なコって、こんな作家だったんでしょうか。

7西山美ナコ

これは、作品ではありませんが、小便小僧も冬支度していました。

8小便小僧

評論家や学者がどれだけむつかしいことを書いても、マスコミがいくらバッシングしても、この人には勝てません。
若木くるみ。
去年は似顔絵を描いた赤い風船を手に持って、電車やバスで家へ帰りました。まわりの人にどう見えていたでしょうか。と思うことが、この人の術中に陥ってしまった証拠でしょう。

9若木くるみ1

前の顔と後ろの顔を持っていますが、もう一つ太陽の顔も撮ってみました。

10若木くるみ2

植物園からオルゴールミュージアムへ向かう木道は、いつも力作が設置されます。
何年か前の蓑虫男には、ほんとにびっくりしました。

「たまゆら」竹久万里子、今年は繊細な作品です。

11竹久万里子

種が芽を出し、木になり、木が材木になり、材木から熊が彫りだされ、木彫りの熊は北海道みやげの定番になりました。
ブームが去ったあと熊は六甲の温室で、芽を育てるのです。

12角文平

最後は、六甲山ホテルの奥にある小さな池にひっそりと浮かぶ、テーブルとイス。
「The meal」Hidemi Nishida。
一緒に浮かんで孤独な朝食というのも悪くない。
1回目の瀬戸芸、豊島の小さい池に浮かんだモノリスのような森万里子の作品を思い出しました。

13Hidemi Nishida

今年は、横トリを始め、琵琶湖ビエンナーレ、はならぁと、六甲ミーツアートと四つ行くのがやっとでした。
近年、雨後のたけのこのように、ビエンナーレ、トリエンナーレなどアート・フェスティバルが開かれています。
まちづくりなど地域振興をかねたものも多く、行政の横並び主義と箱ものへの反省などと相まって急激に増えたものと思われます。
それだけに、ブームが去れば潮がひくのも早いものです。
作品の種類によっては、いまどれだけ売れっ子でも、あっという間に仕事が来なくなることも考えられます。
またキュレーターもハウス・キュレーターは当面大丈夫だとしても、インディペンデントでやっておられる方は同様なので、比較的余裕のあるうちに足元を固めておくべきでしょう。

色づく街の三色彩道

20141116三色彩道1

色づく街〜ずいぶん前の曲ですが、この季節になるとよく耳にします。
多くの歌手がカバーしていますが、僕はやっぱりオリジナルが好きです。
で、普段あまり歌詞は気にせずに聞き流しているのですが、
この曲の歌詞の中にある「青い枯葉かんでみたの」という一節が長い間謎でした。
「青い落葉」ならまだわかるのですが、青いのは枯葉じゃないだろう!と、つい突っ込みたくなります。
まあ、ここは、少女が少女のまま老婆になったようなシュールな表現と思っておきます。

さて、三色彩道もいよいよ色づいてきました。
今日はよく晴れて暖かかったので、家族連れできて写真を撮っている人もいました。
まだ緑のところも目立つのですが、来週から2週間くらいが見頃でしょうか。

20141116三色彩道2

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はならぁと2014 から 大古事記展 2

7 20141111旧川本邸2

さて、生駒から郡山へ、郡山では会場は2カ所あります。
まず、旧川本邸へ、ここは古い遊郭の一軒で、大きな建物です。

番号を書いた名刺大のカードが置かれていて、そのカードを取ったりしながら番号順に進みます。

8 20141111旧川本邸3

ここは、客室のひとつ、外が格子で内側がガラス戸です。窓ガラスのひとつが古い鏡になっています。
よくみると、鏡に赤いドレスがみえてきます。
それとともに、何やら遊女のかすかな気配、衣ずれの音・・・

静かに客室に座り、目を閉じじっとしていると、前世の記憶が頭の中を満たして行くような気がします。

9 20141111旧川本邸4

中庭には、電灯ガラス提灯。
Re:planterの「SpaceColony」
大きなガラス瓶の中に、植物と光を、つまり原初の地球を、閉じ込めた作品。
実はこの作品にはまってしまいました、
ウォーター・ベアを名乗っている以上当然の反応かもしれないのですが。
同じようなものを作れないか、検討中です。
我ながら、ミニチュア志向ミニマル指向の強さに驚きます。

近年、日本のアート界でも小さなものを志向する作家が目立ちます。
内藤礼や須田悦弘・さわひらき などが代表ですが、この人も忘れるわけには行きません。
次の会場、南大工町の家は、普通の人が住んでいた小さな家ですが、1階2階使って今村遼佑の展示です。

10 20141111今村遼佑1

2年前の六甲ミーツアートでは、多分これと同じ作品が植物園に設置されていました。おおよその場所は地図に書いてあるのですが、さがすのに随分苦労しました。というより、通りがかりの人が気付かなかったら、そのまま通り過ぎたと思います。

2階の作品は、6畳と8畳の二間を使った、といっても見かけは何もない空間です。

11 20141111今村遼佑2

部屋のあちこちに、小さなランプが仕込まれていて、オルゴールの本来は音を出すことになる突起に、回路につながった金属棒が接触すると、対応するランプが光るという仕組みです。

12 20141111今村遼佑3

帰る途中、見覚えのある金魚ボックスがありました。たしか中之島公園で見た作品ですが、郡山は金魚の町というわけで、ここが安住の地になったのでしょうか。

13 20141111郡山

奈良市では、最後の会場、奈良きたまち工場跡。
ですが、中は撮影禁止なので、入口だけ。

14 20141111奈良きたまち工場跡

作品では、松井沙都子の50センチほどの内側を白く塗った箱で、奥に光源がありカーテンがかかり、箱に顔を近づけるとかすかなざわめきが聞こえる作品が印象に残りました。

工場跡ということで、広い空間を予想して、時間に余裕をもたせて行ったのですが、意外に早く済んだので、県立美術館でやっている「大古事記展」を見てきました。

15 20141111古事記展

太安万侶の像から始まり、天岩戸や八岐大蛇などの神話を描いた絵画、七支刀や勾玉、本居宣長から「ぼおるぺん古事記」に至る受容史といったオーソドックスな展示があり、最後に現代美術のコーナーがきます。
作家は、山口藍、exonemo、そしてトーチカで、いづれも新作とのことです。
今日2回目のトーチカは、最初に見た旧たき万旅館では、ペンライトを使ったトーチカらしい作品でしたが、ここではインタラクティブな作品、ようするに観客が体を動かすゲームを出品していました。
宣長が古事記に惹かれたのは、そこに描かれた古代人のおおらかな心のあり方に共感したものと思います。僕も古代人になったつもりで一時おおらかに、光に合わせて床を踏むゲームを楽しんで、帰りました。

はならぁと2014 から 大古事記展 1

1 20141111生駒ケーブル1
今年で4回目になるという「はならぁと」に行ってきました。
この前の琵琶湖ビエンナーレも初めてでしたが、こちらも初めてです。

まず生駒ケーブルで、宝山寺駅へ。
複線のケーブルカーというものを初めて見ました。
かつての繁栄がしのばれますが、いま使われているのは片方だけです。

やって来た車両は妙に可愛い、丸めがねのイヌコロみたいです。
アップでみるとこんな感じ。
2 20141111生駒ケーブル2

ちなみに、もう1台はたれ目型のめがねでした。(帰りにすれ違った時、ちらっと撮った写真です)
3 20141111生駒ケーブル3

会場の、旧たき万旅館は、山あいの温泉旅館によくあるように、増築を繰り返して迷路のようになっています。
客室などに展示されているのですが、迷ったり見落としがでないように、足元に3色の矢印がつけてあり、それに沿って回っていくようになっていました。
4 20141111旧たき万旅館

この会場は、今や飛ぶ鳥を落とす勢いの谷澤紗和子をはじめ、実績のある はまぐちさくらこ やペンライトの実写アニメで人気上昇中のユニット、トーチカなど知名度の高い作家が多いのですが、僕の記憶に残ったのはこの谷原菜摘子でした。

5 20141111谷原菜摘子

黒いビロードを支持体に、対照的にポップな色を目立たせる幻想的作品です。
写真のように外光のさす明るい部屋でも、光を反射しないベルベットの黒は、ひとの心の底知れぬ闇のようで、そこから浮き上る明るい光を、より恐ろしいものにしているようです。

遠からぬ将来、第2の松井冬子としてフィーバーするでしょうが、松井冬子が痛みをストレートに表現するのに対し、この人は傷をビロードの皮膚に隠すので、波長の合った人にはさらなる恐怖をもたらすかもしれません。
(つづく)

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