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貸ギャラリーの申込みは終了しました。
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12:00〜19:00
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定休日:火曜日(祝日・振替休日の場合でも休みます。)
ほか不定休(おもに月曜または水曜)。
住所
ホームページ   http://waterb.jp
e-mail  yo_kai_yf6@me.com

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“SHAKE ART!” アートのフリーペーパー入りました

20150619SHAKE ART!1

“SHAKE ART!” の2015年春号が、少し遅くなりましたが、入りました。
“SHAKE ART!”は、関西の美術系大学などの学生が中心になって作っているフリーペーパーで、
この号は、B5で40ページ余りあります。

一部文字が飛んでいる所や表2を1ページとしているなど、若干気になるところはありますが、全体としてよく出来ていると思います。
エディトリアルデザインはお手のものなのでしょうが、おそらく担当したスタッフでページのイメージが違ったりするのをチェックしながら見るのも楽しいのでは、と感じます。

内容は、学生やOBの作品の他、先輩作家へのインタビューや取材記事などです。
時期的に卒業制作展にページがさかれているのと、学生にとってすぐ切実なものになるポートフォリオのつくりかたという特集に注目しました。
ポートフォリオでは、プロのような出来栄えのものが並ぶ中、裁縫箱をイメージした箱入りポートフォリオに目が釘付けになりました。大きな針山まで入って、ふたを開ける時の、ページをめくる時のドキドキ感が伝わってきそうです。
思わず採用してしまいそう(笑)
こんな人が、どんどん第一線で活躍して、世の中をしなやかに、楽しくしていってほしいと思います。

20150619SHAKE ART!2

カバンの中身を拝見するコーナーでは、学生たちにまじって、なんと金氏徹平が・・・学生相手だと有名作家もつい油断してカバンを開けるんでしょうか。って別に特別変なものが出てきたわけではないですが。

部数は十分あるのでご自由にお持ち帰りください。
次号からは発行後時間をおかずに送ってもらえると思います。

済美カーニバルの参加申込みをしました。

「無名人」のためのギャラリー、ぎゃらりー ウォーター・ベア は、中崎の地域とともに歩むギャラリーです。

20150619済美カーニバル

第30回済美カーニバルの参加申込みをしました。

今年は、7月25日(土)26日(日)の2日にわたって開催されます。
時間は18時から22時頃まで、場所は中崎町コミュニティー広場です。

盆踊りや阿波踊りのほかステージアトラクションや色々な屋台が出るようです。

当ギャラリーはこれまでも、
去年の「NAKAZAKI STYLE」や今年始めのキャンドルナイトに参加してきました。
また、町会(地域振興会)にも入って、地域とともに活動しています。

今後とも、中崎町の「ぎゃらりー ウォーター・ベア」をよろしくお願いします。

具体の画家ー正延正俊展

20150616正延

没後20年 具体の画家ー正延正俊 展
西宮市大谷記念美術館

「具体の画家」とわざわざ頭についているのは、いまいち知名度が低いからでしょうか。
たしかに、元永、白髪、嶋本、村上、田中、金山といった具体の顔のような人々に比べあまり知られていません。また今名前をあげた人たちのように、すぐ代表作を思い浮かべることも出来ません。

チラシにあるように代表作を集められたのだとすると、作風もかなり大きく変わっています。
が、それは芸術家としての良心のあかしかもしれません。

まず1950年以前は、対象を大きくデフォルメした形象を構成に配慮して配置した具象画。51年にキュビスム風作品が見られ、しだいに抽象化してゆきます。
そして1954年の具体結成の頃には、ほぼ完全に抽象画ばかりになります。

60年前後は、小さい形が画面の中に遠慮がちにひしめいていましたが、63年頃には形を作っている線が重なりだします。
60年代半ばには、細い線が自由に動きだし、画面をリズミカルにほとばしるようになります。
このあたりの絵を見るとウキウキした気分になります。

70年の作品では、よりカラフルになった線が重なり奥行きを持ちはじめますが、黒でびしっとまとめています。
さらに70年代半ばでは黒でまとめずに線をより自由に飛ばしています。

正延正俊というと太い古代文字のような形を並べた作品がよく展示されているような気がしますが、こちらの細い線の作品も楽しいです。

画家もキャリアを積んで自分の型が出来てきてそのスタイルが代名詞のようになってくると、そこから出るのがむつかしくなります。さらに画商やコレクターもそれを要求するようになるので自由な芸術活動がますます困難になります。
そこで、その型に安住するタイプ・・・一般的には「道を極める」といいます。

次々にスタイルを変えるタイプ・・・一般的には「節操がない」などと言われることもあります。

この文は、特定の人を批判するつもりで書いているわけではありません。
ただ、正延正俊の場合、都会的でしなやかに自分のスタイルを変えていった後者のタイプじゃないかな、というのがこの展示を見ての感想です。
もっと評価されていい人ではないでしょうか。

きのう書いた横尾忠則のピカソを見た時の衝撃や引退宣言…にも通ずるものがあるかと思います。

横尾忠則展 カット&ペースト 切った貼ったの大立ち回り

20150616横尾美2

「横尾忠則展 カット&ペースト 切った貼ったの大立ち回り」
Y+T MOCA 横尾忠則現代美術館。

20150616横尾美1

今回はカット&ペーストという視点からキュレーションしています。
まず、描かれたキャンバスを帯状にちぎり、縦横にときには斜めに編む作品から。
複数のイメージが出会ったり、唐突に切れてしまったりという不思議な画面を作り上げています。

やがてそれは、人物などの輪郭の中に風景など別のものを描き画面を埋める、いわばにぎやかなマグリットとでもいった作品に変化していきます。
これはいささか目がくらみそうになりますが、ひとつの達成といえるかと思います。

数は少ないですがコラージュ作品、さらに一度描いた作品の輪郭を白くぬって、ちぎった紙をコラージュしたようにみせかけた作品など、次々にチャレンジしている作家の姿に興味深いものがあります。

また、後ろに光源を置き偏光板を回転させることで滝などの水の動きを表現するテクナメーションの作品をまとめて見ることができます。

ロビーで映していた2時間近いビデオは、何かのテレビ番組だったようですが、見た範囲で2点チェックしました。
・Y字路は、形として面白いので、物事の分岐点といった意味はあまり考えない。
・画家宣言のきっかけになったピカソ展で衝撃だったのはピカソの作風がよく変わること。ひとつの型に安住しないところ、恋人が変わるたびに絵も変わる。

本人も100人の人が描いたような100枚を描きたいといっているように、初期のポスターからずいぶん遠くへ来たような気もしますが、それが常に変化するアーチストとして横尾忠則の統一した姿勢であるように思います。

今日のミントハウスだより20150613

今朝のミントハウスの状況、最近の作業などを報告します。

1.ベランダハーブ園

20150613ヒョウタン

ひょうたんは元気に成長しています。
今年こそは、ひとつでも実を手にしてみたいです。

ゴーヤの方もぐんぐん伸びて、花も次々に咲いています。きょうは、雌花も確認したので、早くも実になってくれるでしょうか。

いろんな植物を植えたのですっかり忘れていたのが、毎年うえているふうせんかずら。
ゴーヤのプランターの端に種をまきました。間に合ったでしょうか。

きのうの朝、買ったバジルの苗、ちょっとひょろっとしていましたが、一夜明けるとこのありさま。
これは、枯れたバジルの後に植え替えてからのようすです。

20150613バジル1

とても自立できそうもないので思い切って、

20150613バジル2

剪定しました。
脇からでた芽がどんどん成長してくれると思います。
念のために最初のうちに、唐辛子焼酎を軽くかけておきました。


2.ミニ菜園

20150611トマト1

トマトは元気に育っています。

20150611トマト2

今朝はもう少し追加で剪定しました。
もうすぐ赤くなってくると思います。
コンパニオンプランツの虫食いも今はほとんど目につくことはありません。

20150613カモミール

6月10日に植えたカモミールの苗です。
いまいち元気がないようにも見えますが、根はついたようです。

あとカボチャとさつまいもも順調に育っています。

20150613カボチャ

この前、オクラの実ではないかと思ったのは、つぼみだったようです。

20150613オクラ2

最初虫食いでどうしようかと思っていたのがうそのように元気になっています。

20150613オクラ1

最後に残された悩みのたねがチンゲン菜。

20150613チンゲン菜1

これくらいなら、許せそうにも思えますが、
ひどいところは、下のようになっています。

20150613チンゲン菜2

虫食いのある葉をできるだけ切り取って、唐辛子焼酎をまいておきました。
ベランダのバジルのようにまきすぎて枯らしてしまったものもあるので、
慎重に控えめにしています。

5月14日に埋めたミョウガのくき(つる?根?)が、いまだに土に埋もれたままで、地上になんの変化もないのですがいいのでようか?

あ、それから、このタイトルにもなっているミントを買うのを忘れています、というよりも苗を売ってる店でみかけません。
見かけたらぜひ入手したいと思います。

千成ひょうたんのその後、そしてその他の農作業

今年はずいぶん色々なものを植えたので、いささかなにがなんだかわからなくなってきました。
が、やっぱり一番力を入れたいのは、3回目の挑戦になるひょうたんです。

20150610ひょうたん

これまでは、ゴーヤと同じプランターでしたが、今回は大きめの鉢に単体で植えました。
コンパニオンプランツとしては、ニラを植えています。多少の病虫害対策になるようです。

20150610にら

*その他、最近した作業
6月8日(月)
ナスタチウムのタネをまきました。
苗がみつからないので、少し遅いとは思いますが、ミニ菜園と植木鉢に直接まきました。
コンパニオンプランツとして、必要とおもいつつ後回しになってました。間にあうでしょうか。

6月9日(火)
伸びてきたのでトマトの枝を剪定しました。
バジルがしおれてしまったので、同じ鉢にネギとニラのタネを少量まきました。
バジルは数日ようすを見て、新しい苗と交換します。

6月10日(水・きょう)
カモミールの苗をミニ菜園に植えました。
マリーゴールドと同じ時にまいたタネがなかなか育ちません。昨日、苗を見かけたので買ってきました。
きのう剪定したトマトの伸びた枝を支柱にくくりました。

テンプレート変更しました

これを見ておられるということは、気付かれていることと思いますが、
ブログのテンプレートを一昨日6月5日に変更しました。

こんどのは「woods」というテンプレートで、
また3カラムに戻します。

前の2カラムのものは、デザインは気に入っていたのですが、
2列しかないので、少し窮屈でした。

しばらく、このテンプレートとのおつきあいをお願いします。

これはオクラの実でしょうか

20150607オクラ

虫喰いを乗り越えたオクラに、こうもり傘のような形が、、、
これって、早くもオクラの実でしょうか。

20150607かぼちゃ

カボチャの方もしっかり根付いたようです。
あと数日したら、残す苗を選びます。

河瀬直美監督「あん」

河瀬監督の映画を見ていると、木や森がしばらく写っていることがあります。
枝のそよぐ繊細な音や、森のどよめくような低い音が同時に聞こえてきて、
いつまで続くんだろうと思っていると、次のシーンに変わっているという、
意識させつつ不快感を与える前に終わる絶妙な長さです。

この作品でも、店の近くの桜の並木、療養所への森のように木々を写したシーンがあります。

自然を愛する、自然とともに生きる、自然の声を聞く、、、
こんな言葉をよく耳にします。
でも、そういうことは簡単にできるものなのでしょうか。
たとえば電話一本で持ってきてもらえるような、、、

この映画は、一生をかけて自然の声、風の声を聞くことができるようになった人、
そして、その人と関わることで風の声を聞くことを学び始めた人たちの物語です。

らい病の悲惨と、克服されたとはいえまだまだ続く社会の無理解という社会的なモチーフを扱っていますが、
監督の関心は自然と生きる人の姿のほうにあると思います。

かつての、隔離された療養所のなかであんを炊き続けた女性。
そしてやむを得ないからではあるが、毎日療養所の自然と向かい合わなければならなかったことにより、
それこそ自然に自然の声を聞くことができるようになっていました。

前作「2つめの窓」の最後は、一糸まとわぬ若い男女が奄美の海の中を泳ぐシーンでした。
それは、生物としてのヒトがこんなに美しいものだったのかということを教えてくれました。

一転して今回はらい病という、鼻がもげたり指が溶けたりする病気で、
治ったとしても体が元に戻るわけではありません。
それでも、自然とともに風の声を聞きながら生きていくのは、同じように美しいことだと言ってくれているようです。

他の登場人物もあまり恵まれた環境にいるとはいえませんが、
何かあった時、木々のささやきや風の声を意識して聞くことで、きっと乗り越えていくでしょう。
自然にはそんな力があるんだよと教えてくれています。

でも主演女優が「樹木希林」っていうのは偶然なんでしょうか。

6月の三色彩道

20150607三色彩道定点観測1

今日も気持ちのよい朝でした。
陽射しは強く汗ばむほどですが、日陰に入るとすーっと汗が引く、
そんな6月らしくない天気です。

20150607三色彩道定点観測2

最近この道をとおることはめったにないですが、
毎日通っていた頃、夏場はこの木陰に入るのが楽しみでした。
確実に周囲より数℃は低かったはずです。
はっきり体感できました。

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