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12:00〜19:00
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定休日:火曜日(祝日・振替休日の場合でも休みます。)
ほか不定休(おもに月曜または水曜)。
住所・電話番号
530-0015
大阪市北区中崎西4−1−7 グリーンシティ 205号
tel/fax : 06-6147-5774
ホームページ   http://waterb.jp
e-mail  yo_kai_yf6@me.com

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water bear

Author:water bear
大阪市北区中崎西(中崎町)にあるギャラリーです。お世話になった現代美術への恩返しとして若い現代アート作家を応援します。ウォーター・ベアは、環境ストレスへの驚異の耐性を持つくまむしさんのことです。
また、まちライブラリーとして図録数百冊を自由に見ることができます。
お申込みは、アドレス:yo_kai_yf6@me.com へお願いします。
URL : http://waterb.jp


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オクラとタイムの芽が出ました。

20160428オクラ_MG_1202

4月19日にまいたタネのうち、オクラとタイムの芽が出てきました。
オクラは、もう少しこのまま育てて、ミニ菜園へ移します。
去年は、苗を3本植えて合わせて10個弱の収穫がありました。
今年はどうなるでしょう。

20160428タイム_MG_1204

タイムも、もうしばらく育てて、植木鉢に植替えます。

今日は写真で少し遊んで、
オクラはハイキー調に、タイムはローキー調にRAW現像で仕上げてみました。

もう一つ同じ日にマリーゴールドのタネもまいたのですが、芽のでる気配がありません。
去年のタネなのでだめなのか、あるいは気温が低いから遅れているのでしょうか。
土中のセンチュウを減らす働きがあり、コンパニオンプランツのなかでも有用な草なので、ぜひ発芽してほしいものです。
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「尾崎翠を読む」3冊のこと

「尾崎翠を読む」講演編Ⅰ・Ⅱ 新発見資料 親族寄稿 論文編 尾崎翠フォーラム実行委員会編集 今井書店
が、刊行されました。

20160324尾崎

尾崎翠の出身地・鳥取で2001年から昨年まで毎年「尾崎翠フォーラム」というイベントが開催され、各回ごとに報告書が発行されていました。
その報告書の主なものを再編集したもので、昨年の15回で幕を閉じたフォーラムの集大成ともいえます。

20160324尾崎2

このフォーラムの大きな特徴は、3冊目に親族寄稿とあるように、親族や実行委員を始めとする鳥取の人々など、作家と親しかったり、同じ土地に生き、同じ景色を見、同じ水を飲んだ人々が大きくかかわっていることです。
作家の人柄や土地の空気などは、いくらブッキッシュな知識を積上げても、なかなかわからないものです。

尾崎翠は、1920年代から30年代にかけて、文学史的には新感覚派から新興芸術派の時代、いくつかの時代を超える珠玉の作品を書くが、薬に依存するようになり幻覚を見るようになるにいたって、鳥取に連れもどされる。
その後は、創作をはなれ、鳥取で一生を終えた。
という略しすぎの略歴からは、鳥取に連れ帰った長兄が軍人だったこともあり、「家父長制の犠牲になった悲劇の天才」といったイメージが生まれてきます。

しかし、親族や地元の人の目からみるとどうも違う。
鳥取での後半生は、決して座敷牢に幽閉されていたわけではなく、生活者として元気に暮らしていたようです。
そして、作風から想像される小柄で繊細なタイプではなく、大柄で肝っ玉母さんふう、かつドライというか合理的な考えをする人だったようです。

また、このフォーラムでは、「第七官界彷徨」の重要な脇役ともいうべきコケの研究者の講演や同時代の映画を弁士つきで上映したり、シンガーソングライターのミニコンサートがあったり、一般の学会では考えられない程バラエティに富んでいます。
もちろん、それぞれが尾崎翠につながっていくのですが、こんな柔軟さがフォーラムの魅力の一つでした。

最終回となった昨年の講演は、音を聞いて色を感じるといった「共感覚」をキーに宮沢賢治の作品と比較したものでした。
同じ1896年生まれの二人に「第七官」にも通じる「感覚」についての共通点があるとしたら、興味深いものです。

もう一人1896年生まれの村山槐多は早く亡くなったからにせよ、生没年が同じ久野豊彦や、新興芸術派の代表作家ともいうべき龍胆寺雄なども文学・創作から離れていきました。
また稲垣足穂が長い雌伏を余儀なくされていたのは、よく知られています。

何年かさかのぼりますが、美術界でも同じように、村山知義を中心に三科やMAVOなどで活躍した作家たちが美術から離れていきました。(美術の場合は、時代が少し早かったせいか、芸術の前衛から政治の前衛へ、プロレタリア美術に流れていったひとたちもいます。)

時代が戦争に向かってきな臭くなってきたということもあるかもしれませんが、何より彼らの作品が時代のはるか先を行くものだったからにちがいありません。
今やっと、時代が追いついたというところでしょうか。

さらに、宮沢賢治=農学、久野豊彦=経済学、龍胆寺雄=医学といったように様々なバックグラウンドをもった作家たちが活躍しています。
また、映画や写真・蓄音機・ラジオなどメディアが大きく広がり、実験的な作品が作られたのもこの時代の特徴でしょう。

フォーラムの成果がこうして3冊にまとめられ入手しやすくなることで、この時代の文学や芸術の恐ろしく多様な可能性について、まだ途についたばかりの研究に大きく貢献するものと信じます。

春のミニ菜園

20160427トマト1_DSC1456

春になって、ミニ菜園やベランダハーブ園もだいぶ変化が出てきました。
今日はミニ菜園の報告です。

ミニトマトの苗を二種買って植えました。
こちらは、特に品種名のない1本58円のものです。
去年は無名なのでムーちゃんと名付けましたが、ことしはメエちゃんにします。

20160427トマト2_DSC1457

こちらは、レッドルビイです。
持ち帰る時、茎が折れかけて心配しましたが、ちゃんと根付いたようです。
ルー君と呼びます。
某、英語の名人を想像しないでください。

20160427バジル_DSC1458

昨日は、バジルの苗を買いました。
バジルは主にベランダで栽培しますが、余ったのでミニトマトのうねに植えました。
バジルとトマトはコンパニオンプランツとして相性がよく、近くに植えるとお互いよく育つそうです。

20160427アスパラ_DSC1463

去年、タネから育てたアスパラガスです。
冬に植替えたのでどうなるかと心配していましたが、しっかり根付いたようです。

収穫はうまくいって来年とのことです。

20160427そら豆_DSC1461

そら豆は花も咲き始めているので、収穫も間近いのではないかと思います。
ボタン電池サイズかコイン電池サイズか、楽しみです。

20160427桜島_DSC1459

最後は桜島大根です。
タネを取るため、花をかなりカットしましたが、また咲いています。

満開の桜の下には屍体が埋まっているそうですが、
満開の桜島大根の下には何が埋まっているのでしょうか。

瀬戸芸へ行ってきました〜その4 小豆島編

20160413小豆島1坂手_MG_0680

小豆島は、大きい。
それに車もたくさん走っていて、急に都会に出てきたみたいです。

土庄港に上陸して、バスに1時間ほど乗り坂手港で降りました。
料金が150円から始まりあっという間に300円になったので、いったいいくらかかるのだろうと思っていましたが、それ以上あがらず、結局300円でした。
どうも、ここのバスは300円を上限にしているようです。

坂手の町は男木島のように坂の中を細い道が迷路のようにつながっています。
ところどころに空き地があり、残っている古い井戸を使った作品がありました。
井戸にカラフルなふたをして、真ん中の穴をのぞくと・・・

20160413小豆島2坂手_MG_0704

井戸は井戸でも、中から脳天を斧で割った神様が出てくる井戸です。
ビートたけしの漫才ネタをもとにしたヤノベケンジの作品。
「アンガー・フロム・ザ・ボトル 美井戸神社」
今はすっかり文化人になってしまいましたが、ツービート時代の彼の毒のある漫才はアートといってよかったと思います。

20160413小豆島3坂手_MG_0729

港では、ヤノベケンジの「スター・アンガー」

20160413小豆島4坂手_MG_0739

こちらも港近く、アーチスト・イン・レジデンスで作られたものです。

20160413小豆島5笹岡_MG_0767

醤油工場や倉庫がならぶ街角の映像作品。
目を逆さまに貼付けた不思議な顔の人形などによる音楽劇でした。

20160413小豆島6醤_MG_0775

醤の里といわれる町では、多くの人の参加で作った建物を多くの人々に使ってもらうという、絵に描いたようなコミュニケーション・アートの作品らしいです。
ハイ。
スタンプだけ押しました。

20160413小豆島8醤_MG_0827

醤油会館だった建物にも作品がありましたが、こちらはその横の林にある「竹の茶室」。
竹林というほど竹は多くなかったですが、まあそこは見立ての美学とでもいうところで・・・

20160413小豆島7醤_MG_0798

オリーブの林の中にある「オリーブのリーゼント」。
みかんは無人販売でものを介してのコミュニケーション云々と作者は言ってるらしいですが、こういうクールでユーモラスなコミュニケーション・アートなら、あっていい気もします。

20160413小豆島9草壁_MG_0846

手前の蔵もどきは村上慧のこれもコミュニケーション・アートらしきもの。
こちらも外観だけ見物します。
奥の大きい蔵では、サルナス・バナルジーの平面作品が展示されていました。

20160413小豆島10土庄_MG_0854

土庄の町に入ると、郵便局がアートしていました。
切手の貼り方がいささかスクエアなのが気になりますが、
いくら切手を貼ってもポストに投函するのは困難なようです。

20160413小豆島11土庄_MG_0863

すぐ横には、ギネスブック認定の世界で一番狭い海峡があります。

20160413小豆島12土庄_MG_0869

が、そこに置いてあったこの人形がおもしろかった。
バケツの上にボウリングのボールを置いたようなものですが、いろいろ工夫した表現が興味深かったです。

20160413小豆島13土庄_MG_0891

ここ土庄も、細い曲がりくねった道が入り組んでいますが、それを逆手にとって「迷路の町」として売り出しています。
この路地の先に一軒、もう少し離れたところにも一軒、建物に手を加えて、家そのものを迷路にしてしまった作品がありました。
特にここから離れた方の一軒、床を漆喰だかモルタルだか紙粘土だかわかりませんが、白く塗り込めて立体迷路と化した家がとても好きになりました。
目の作品とのことですが、この名前も謎です。

20160413小豆島14土庄_MG_0903

最後は、フェリーターミナル「ART NO SHOW」、土庄(とのしょう)とかけたしゃれですわ(ちょっと聞いた…)
コシノジュンコ/アトリエオモヤ


今回は、作品鑑賞パスポートのほかにフェリー3日間乗り放題チケットも前売りでかったのですが、豊島へ行くのはほとんどが高速船、また犬島はすべて高速船なので、船の時刻表をよくみて日程を調整しないと、別々に買った方が安いということになりかねません。

さて今年はこれから、京都グラフィ、愛知トリエンナーレ、BIWAKOビエンナーレ、六甲ミーツアートと続きます。
瀬戸芸も秋会期、西の島へも行ってみたいですが、ちょっときびしいようです。
粟島の漂流郵便局なんてすごく気になるんですが…

美術手帖5月号入りました。

20160422美帖5_MG_0967

美帖5月号、特集は若冲。
これまでは、古典を扱っても工芸を扱っても、どこか美帖らしさがありましたが、今回は全くありません。
ほんとに、芸術新潮になってしまったみたいです。

八つ当たりついでにいくつか書くと、
「若冲現代史」でなぜか抜けてる、1984年京博の「近世日本の絵画〜京都画派の活躍」展。
若冲フィーバーは、2000年の若冲展じゃなく、こちらから始まったと思っています。
若冲、蕭白、蘆雪そろい踏みのすごい展覧会でした、と当時現代美術しか知らなかった僕が書くのだから相当のものだったはずです。

それから、なぜ 「漱石や龍之介が言及しているのは、当時からよく知られた画家の一人だったから」 と言う結論にならないのか。
言いかえると、近年再評価されるようになった、忘れられた奇想の画家というストーリーになぜこだわるのか、不思議です。

まあ、5年予約で買ってるので、あと3年はおつきあいしますけど...

瀬戸芸へ行ってきました〜その3 女木島編

いよいよ鬼ケ島です。

20160412女木島1_MG_0611

まず迎えてくれたのが赤い鬼の金棒、じゃなくて丸ポストでした。

ここからバスに乗って鬼の洞窟に向かいます。
3年前は、坂道の途中でバスが動かなくなって大変でした。
今回は特にトラブルもなく上へ上がれました。

20160412女木島2_MG_0484

洞窟の中ではカオスラウンジのこんなアートが。
若く、何も失う物のなかった頃の菊畑茂久馬の作品を思い出しました。

20160412女木島3_MG_0488

洞窟の中では、鬼につかまったヒトか、ヒトにつかまった鬼か、救助を求めるなにものかが。

20160412女木島4_MG_0524

洞窟の中にもちらちらと見え隠れしていましたが、明るい所にでてみるとこんなに大量の鬼の眷属がいました。

20160412女木島5_MG_0536

バスルームに盆栽があってもいいじゃないか、、、というより、風呂場が盆栽でもいいじゃないか!

20160412女木島6_MG_0541

大竹伸朗「女根」。3年前(確か撮影禁止でした)よりパワーアップしました。

はっきり、パワーアップしたのは、こちら。

20160412女木島7_MG_0555

このにぎやかさ、どこから見ても「大竹伸朗」しています。

20160412女木島8_MG_0548

外にでると、うってかわってこんなミニマルな風景も。
これは作品ではありませんが、作品以上にインパクトがあります。

20160412女木島9_MG_0569

無数の小さいガラスとガラスに反射する光、そしてガラスのスキマからもれる光、
外光を背に順光で見たり、別の入口から入り2階へ上がって上から逆光で見たり、と闇と光を楽しむ作品です。
行武治美「均衡」毎回見てますが、強烈な印象はない代わりにいつまでも記憶に残るアートです。

20160412女木島11_MG_0558

島の風景に突然現れる名画座。

20160412女木島12_MG_0562

映画やシアターへの思いが伝わってくる作品です。

20160412女木島13_MG_0601

鬼の家、写真の手前(下半分)も船です。
洞窟などとともに3つの鬼の家の一つだそうです。

20160412女木島14_MG_0592

鬼、縄文、渡来人、製鉄集団、出雲王朝、障害者、不服従民・・・いろんな言葉が空中で舞い始めます。



20160412女木島15_MG_0613

MEGI HOUSE、この壁が好きで毎回必ず写真に撮るのですが、今回も入ってすぐ写真を撮って床に上がろうとしたら・・・なんと作品の電気を消し始めていた。閉館時間だったんでしょうか、それなら入る時一言言ってくれればよかったのに。ちなみに写真に記録された時間は16:14です。
ちょっと文句でも言ってやろうかとも思いましたが、どうせもっと不愉快になるだけなのでやめておきました。学会などでたまに大学関係者のトンデモ人間を見かけることがありますが、その類いの人なんでしょうかねえ。


20160412女木島16_MG_0624

最後はかもめ。
今や、女木島というより瀬戸芸を代表する景観になりました。

つぎは、最後の小豆島です。

瀬戸芸へ行ってきました〜その2 男木島編

20160412男木1_MG_0280

めおん号、この船に乗ります。
小さめのフェリーです。
この日は春にしてはものすごく寒い日でした。モンベルのジャケット着ていってよかったです。吹きさらしのデッキでジッパーを首まで、さらにフードもかぶっていました。

20160412男木2_MG_0289

船は、高松 → 女木島 → 男木島 → 女木島 → 高松 と進みます。
いつもは、先に女木島へ行きますが、今日は男木島に先に行きます。
途中女木島までは、ゆりかもめがついてきました。
たまにはえさにありつけるのでしょうか。

20160412男木3_MG_0305

男木島につくとまず目に入るのが、オシャレなこの建物です。
ジャウメ・プレンサ「男木島の魂」、交流館でありインフォメーションセンターでもあります。
建物の手前中央がオンバ車で後で出てきます。

20160412男木6_MG_0328

海岸沿いを歩くと、やたら猫がたくさんいます。
中には、こうやって道路でまるまっているやつも。

20160412男木7_MG_0339

やがて見えてくるのが、山口啓介「歩く方舟」
夜、方舟は10本の足で歩き出し、海を渡って朝には福島に着く。
4つの山は大きくなり、福島第一原発の4つの建物を覆い災禍を鎮めるというストーリーがあり、見落としがちですが、数メートル先の地面の岩に書かれています。

20160412男木5_MG_0325

狭い坂道を歩いていると突然目に入る青空。
学校の壁を青空にしたのは、レジーナ・シルベイラです。
通りかかった話好きのおねえさん(一般的にはおばあちゃん)によると、小学校と中学校がいっしょで生徒は合わせて7人だとか。
つまり、少人数教育の小中一貫校!
時代の最先端が、ちらっと青空の中に見えた気がします。

20160412男木4_MG_0310

バイクがやってきたら壁にへばりついてやりすごさなければならないような細い道を歩いていたら、男木島図書館の看板。
ここってこの前、まちライブラリーの磯井さんがフェイスブックに紹介していたところのようです。
残念ながら今日4月12日は火曜日なので休み、立ち寄れませんでした。

20160412男木8_MG_0364

この島は、傾斜地に迷路のような細い道が走り、民家が密集しています。
よく知られた町でいうと、尾道のような感じです。
そのところどころで、このように壁が塗られています。
街並みにとけこんで派手すぎず、それでいて存在感といいうか作品感をしっかり出している絶妙なアートです。
wallalley 作家名:眞壁陸二って本名でしょうか。

20160412男木9_MG_0373

カレードスコープ。床、壁、天井その他家具造形物...ようするに部屋の中なんでもかんでもこの網目もようで、なんでか追いつめられた草間彌生になった気分です。

20160412男木10_MG_0389

家の間を縫って通る水路をさらに縫うようにパイプを通した作品。
谷口智子「オルガン」。のぞいたり、音を聞いたり体験できます。

20160412男木11_MG_0392

松本秋則「アキノリウム」。
ガイドブックにはサウンドオブジェと書いてありますが、音は全く記憶に残っていません。
影、シルエット、スポットライトの色温度などに注意がいってしまったようです。
目の人と耳の人の違いでしょうか。

20160412男木12_MG_0408
20160412男木13_MG_0410

ほぼ同じ所から露出を変えて撮った2枚です。
SEA VINE 高橋治希。
毎回見ていると思います。
繊細な作品なので、手が触れないか、糸が切れないか、ドキドキしてしまいます。
帰ってからも、そのドキドキ感だけが残ってしまう不思議な作品、って言うと作者に失礼でしょうか。

20160412男木14_MG_0419

そのへんにあるいろんな物を軸につけて、くるくる回転させる作品で、あちらの部屋こちらの部屋、大きな部屋小さな部屋でクルクルしていました。
染太郎染之助でしたか、番傘を回してその上でいろんな物を落とさずに回転させる芸人さんを思い出しました。
何の関係もないですが・・・

20160412男木15_MG_0454

天地これで正解です。部屋を90度回転させた作品です。
画面下の方は手前に向かって床の間があります。
最近よくトリックアートの文脈でこういうのを見かけますが、みんなこの人だったでしょうか。
大岩オスカール「部屋の中の部屋」
荒川修作・天命反転の文脈でみても面白いと思います。

20160412男木16_MG_0463

そして男木島といえば、なんといってもオンバ車です!
こんなふうに家の前にマイ・オンバが置いてあったりします。
この戸の向こうはオンバ・ファクトリーで、いろいろなデコレーション・オンバがありました。(さすがにネオンでピカピカ光るものはありませんでした)


男木島は瀬戸芸で初めて行った島です。
直島はベネッセハウスができた頃に行って雑誌の取材を受けたことがあります。女木島は鬼が島なのでずっと前に行きました。
豊島や犬島は美術館ができたので、瀬戸芸がなくても行っていたことと思います。
瀬戸芸がなければ男木島へ上陸することはまずなかったでしょう。
だって、なんにもないから。
そして3回この島へ来て、そのなんにもなさが気に入ってしまいました。

今、全国で地域おこしがさかんで、お国自慢を聞かされる機会も増えていますが、
「なんにもない。そこがいい!」と言い切れる町がもっとあっていいと思います。

次は女木島編です。

瀬戸芸へ行ってきました〜その1 宇野豊島高松編

瀬戸芸こと瀬戸内国際芸術祭2016に行ってきました。

1. 宇野

20160411宇野駅1_MG_0116

まず、宇野駅。
エステル・ストッカーの作品、駅がギザギザにズレてしまったようで、面白いです。

20160411宇野駅2_MG_0118

近くで見るとこうなります。
かなり、細かい所まで造りこんでいるのがわかります。

20160411宇野駅前_MG_0115

駅前の横断歩道もでこぼこになっているように見えたので、これも線の引き方でそう見せているのかと思ったら、本当にでこぼこでした。

20160411宇野自転車_MG_0097

インフォメーション・センターの横には、小沢敦志のカラフルな自転車。
放置自転車をアート化したもので、レンタル可能だそうです。

20160411宇野ののちゃん_MG_0071

ここ玉野市は、マンガ家のいしいひさいちの出身地であり、おそらく現在も住んでおられるかも知れません。
こんな、ののちゃん案内板も10か所あるようです。

20160411宇野チヌ2_MG_0085

そして宇野港といえば、これ!
淀テクの宇野のチヌ。
チヌ=クロダイにしては、カラフルですが、21世紀的で大いに気に入っています。
ずいぶん、以前ですがKPOの展示を思い出します。
いまでもきちんと廃品回収しているでしょうか。

20160411宇野チヌ1_MG_0090

正面から見るとこうです。
迫力あります。

2. 豊島

豊島では、あまり時間がとれなかったので、どうしても見たいものをしぼりました。
(1) スプツ二子
(2) 森万里子
(3) 時間があれば豊島美術館

20160411豊島廃屋_MG_0136

まずスプツニ子を、と思ったんですが、その手前にこんなものが。
これは、はまります。

日本の木造建築は、いったん解体して、多くの部材を再利用して次の建物にすると聞いていました。
これもまだまだ使えそうなんだけど、写真に撮りインスタレーションに使いましょうか。

20160411豊島スプ子_MG_0149

豊島八百万ラボ。
これは入口。
展示は撮影禁止なので、写真はこれだけにしておきます。
展示室内は、レトロな バイオというより生物学の 研究室 と映像作品。
スプ子らしい、スピード感のある映像にはまってしまいます。
一部の映像作家は、かったるいものこそアートだと思い込んでいるようなので、これははっきりと言っておきます。

20160411豊島潮田1_MG_0162

塩田千春「遠い記憶」
集会室のような講堂のような建物と使われなくなった建具によるインスタレーション。
記憶を想起させる物を大量に使った作品で知られていますが、これもそんな一つです。
1回目のときは、建物の中に入れたような記憶がありますが、今回は立ち入り禁止でした。

20160411豊島潮田2_MG_0175

中をのぞくとこんな感じです。

20160411豊島塩田3_MG_0195

ぐるっと回って、つまり建物の反対側から見るとこうなります。
さっき僕が写真を撮っていた所で、別の人がカメラを構えていました。
彼女の写真に僕はかっこ良く写ったでしょうか?

ノスタルジックであったり、情緒的であったり、時には恨み節というか痛みの表現であったりといったこの作家の作風はあまり好みではないのですが、
この作品は自然の中であっけらかんとしたタイムトンネルみたいで、気に入っています。

次は森万里子「トムナフーリ」
これも6年前からある作品で、第1回瀬戸芸では最も気に入った作品です。
数分山道を登った先にある神秘的な池の中に立つ縦長のオブジェ。
何か宗教的なもののようにも見えるが、スーパーカミオカンデとつながっていて、超新星爆発で発射されたニュートリノを感知すると発光するという桁違いのスケールを秘めた作品です。
最初僕は、「2001年宇宙の旅」に出てくる黒い板=モノリスを連想しました。
残念ながら、今回はカミオカンデとつながらなくなり、時間を決めて光らせているとのことでした。
ここも撮影禁止なので写真はありません。
ベネッセ・アートサイトにリンクをはっておきます。

20160411豊島横尾_MG_0244

建物から赤い光がはみだしているのは、豊島横尾館です。
ここは、前回2013年に続いて2回目ですが、なんだかパワーアップしているように感じました。
内部は撮影禁止なので外観だけアップします。
これだけでも半端じゃないところが伝わるのでは、と思います。
それにしても、この人、生きながら3つも自分の個人美術館を持つという、信じられないほど幸福なアーチストです。

ほか豊島では、この近くの大竹伸朗「針工場」へ行きましたが、豊島美術館には行けませんでした。

3. 高松

さて、高松に着いてひときわ目立つのが・・・

20160411高松1_MG_0256
銀行家

20160411高松2_MG_0257
看護師

20160411高松3_MG_0258
探偵

20160411高松4_MG_0259
弁護士

ジュリアン・オピーの「銀行家、看護師、探偵、弁護士」
高松城と大通りの間にある緑地に立っています。
てっきりプラスチックなど合成樹脂製かと思っていたら、それぞれ違う種類の石で作られていました。

というわけで、1日目はここまでです。
男木島編に続きます。

4月の三色彩道

4月になりました。

20160409三色彩道1

3月とはうってかわって、新しい葉が出てきました。
(3月のようす)
でも、なんだか秋のような色です。
新芽で、まだまだ葉全体に葉緑素が行き渡らないのでしょうか、茶色っぽい葉が多いようです。

20160409三色彩道2

この道を歩き始めた新入生たちも同じように、慣れない新しい世界にとまどっていると思いますが、数週間して新緑の季節になる頃には、立派な大学生になっているでしょう。

20160409三色彩道3

臨時休廊のお知らせ

4月10日(日)から4月13日(水)まで休ませていただきます。
ご迷惑をおかけしますが、なにとぞご了承くださいますようお願いいたします。

なおこの間、勝手ながら電話での応対もいたしかねます。
yo_kai_yf6@me.comへメッセージをいただけましたら、14日以降にお返事させていただきます。

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